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カードローンの返済方式とは?シミュレーションを交えて詳しく紹介!

カードローンの返済方式とは?シミュレーションを交えて詳しく紹介!

カードローンの利用を検討しているけれど、返済方式や返済スケジュールを具体的にイメージできなくて困っていませんか?カードローンは、正しい知識を持ち、計画的に利用する必要があります。

ここでは、カードローンの返済方式や返済の流れについて紹介するとともに、シミュレーションをもとに、実際の返済スケジュールを具体的に解説します。

カードローンの返済方式

カードローンの主な返済方法は、「キャッシングリボ払い」と「キャッシング1回払い」です。「キャッシング」とは、クレジットカードのキャッシング枠を利用した借り入れだけではなく、お金を借り入れられるサービス全般のことをいいます。

そのため、カードローンもキャッシングの仲間に入ります。では、カードローンの主な2つの返済方法について確認していきましょう。

キャッシングリボ払い

「リボ払い(リボルビング払い)」とは、利用限度額内であれば何回でも借り入れできて、毎月の返済額は一定金額または割合になる返済方式のことです。ほとんどのカードローンは、リボルビング方式を採用しています。

リボルビング払いにはいくつかのパターンがありますが、カードローンの返済方法としてよく採用されている返済方式は以下の通りです。

元利定額リボルビング方式

毎月の返済額を元金と利息の合計額で一定額に決める返済方式です。毎月の返済額は定額なので計画を立てやすいですが、返済当初は元金に対する利息の割合が大きいため、元金がなかなか減らないという難点があります。

元金定額リボルビング方式

毎月一定金額の元金に、利息をプラスして返済する方式です。返済額は利息の金額によって毎月変動します。各月の返済額がいくらになるのかは都度確認する必要がありますが、元金が一定額ずつ減っていくため、借入残高が管理しやすい返済方式です。

残高スライド元利定額リボルビング方式

基本的な返済方法は元利定額リボルビング方式と同じですが、借入残高に応じて毎月の返済額が変動する点が異なります。返済を続けることで借入残高が減ったり、追加借り入れをして残高が増えたりすると毎月の返済額が変動します。一般的に、借入残高が少なくなるほど返済負担が減るというメリットがありますが、返済期間は長引く傾向にあります。

キャッシング1回払い

「一括返済」といわれている返済方式のことで、「1回払い」と呼ぶこともあります。一括返済(1回払い)とは、元金と利息を決められた期日までに一回で支払うことです。カードローンの利息は日割り計算で行われるため、早期完済することで利息の支払い負担を抑えることができます。

カードローンの返済手順・流れ

カードローンは、主に以下のような返済方法が用意されています。返済忘れのないように、利用しやすい返済方法を選ぶと良いでしょう。

返済方法 備考
口座引き落とし 毎月の返済日に、登録した口座から自動的に引き落としされる方法。返済忘れを防ぐことができる。
ATM返済 自社ATMや提携ATMから自分の好きなタイミングで返済できる。繰り上げ返済(次章参照)にも利用される。
インターネット返済 インターネットからの手続きで返済ができる。原則手数料無料でいつでも手続きができるが「インターネットバンキング」を利用していることなどが条件。

なお、カードローンによって採用している返済方法が異なりますので、詳しくは公式サイトなどを確認してください。

カードローンの利息を抑える返済方法

カードローンを繰り上げ返済すれば、利息を抑えられます。繰り上げ返済にはふたつのタイプがあるため、事前に理解を深めておくとよいでしょう。ここからは、繰り上げ返済の仕組みについて詳しく解説します。

繰り上げ返済

繰り上げ返済とは、借り入れ額の一部または全部をまとめて返済する方法です。繰り上げ返済分はすべて元本に充当されるため、結果的に支払総額を減らす効果があります。

繰り上げ返済には、返済期間を短縮する「期間短縮型」と、毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」があります。より利息の支払い負担が軽減されるのは、前者の「期間短縮型」です。

繰り上げ返済は、早いほど大きな利息軽減効果が期待できます。ただし、借り入れ先によっては「繰り上げ返済手数料」を支払わなければいけない場合があるので、十分に検討したうえで有効に活用しましょう。

カードローンの返済シミュレーション

カードローンで借り入れをした場合の、返済シミュレーションを見ていきましょう。ここでは、例としてA大手消費者金融から借り入れた場合を紹介します。シミュレーション条件は以下のとおりです。

この条件で借り入れた場合の毎月の返済金額、借入残高の推移は以下の通りです。(円)<

返済回数 返済金額 うち元金 うち利息 借入残高
1 18,335 15,335 3,000 184,665
2 18,335 15,566 2,769 169,099
3 18,335 15,799 2,536 153,300
4 18,335 16,036 2,299 137,264
5 18,335 16,277 2,058 120,987
6 18,335 16,521 1,814 104,466
7 18,335 16,769 1,566 87,697
8 18,335 17,020 1,315 70,677
9 18,335 17,275 1,060 53,402
10 18,335 17,534 801 35,868
11 18,335 17,797 538 18,071
12 18,335 18,064 271 7
合計 220,027 200,000 20,027

(※シミュレーションの結果はあくまで目安です。実際の数値とは異なる場合があるため、あらかじめご了承ください。)

20万円を借り入れて12回で完済する場合、毎月の返済金額は18,335円(最終回のみ7円)、支払利息の合計額は20,027円です。

カードローンが返済できないとどうなる?

カードローンが返済できなくなると、どのようなことが起きるのか心配な人もいるでしょう。「カードローンの利用停止」、「個人信用情報に傷がつく」、「遅延損害金の発生」などが想定できます。ここからさらに詳しく説明します。

カードローンの利用停止

返済を延滞すると、カードローンの利用停止措置が取られ、利用限度額が残っていても借り入れできなくなります。利用停止されるタイミングはカードローンによって異なりますが、早いところでは返済期日の翌日から数日のうちにストップされる場合もあります。

自動引き落としの入金忘れでも返済延滞となり、同様の措置が取られるため注意が必要です。カードローンが利用停止になると、原則として返済するまでは利用できなくなりますが、ローン会社側で返済の確認がとれれば、再び利用可能になります。

個人信用情報に傷がつく

「個人信用情報」とは、個人信用情報機関で管理されているクレジットカードや各種ローンなどの個人の金融取引に関する情報のことです。カードローンを利用したという情報は信用情報機関に登録されており、一定期間、返済を延滞した事実も記録されます。そのため、返済の延滞記録が残されている間は、その他のローンの申込の際、審査に通過することが難しくなります。

遅延損害金が発生する

「遅延損害金」とは、毎月の支払日に返済ができなかった場合、返済日の翌日から入金日までに発生する利息のことです。遅延損害金は、以下の式で計算します。

「遅延損害金=元金×利率÷365日×支払い期日後経過日数(うるう年は366日)」

遅延損害金の利率は、カードローン会社によって異なりますが、ほとんどの大手消費者金融では20.0%に設定されています。正確な遅延損害金を知りたい場合は、カードローン会社に問い合わせてみましょう。

事例付き|実際にカードローンの返済が完了した人の声

ここからは、実際にカードローンを利用して完済した人たちの声を紹介します。カードローンは、計画的に利用すれば大変便利な商品であることが分かります。

■アンケート概要

調査方法:インターネット調査

期間:2021年10月5日

出費がかさんだときに便利

子供が産まれた時にカードローンで30万円ほど借り、月々1万円ずつ、3年間かけてコツコツ返済しました。妻の入院費や子供のお祝い返しなど、結構な出費だったので借りて良かったとつくづく思いました。今後も車の頭金や親の介護費など、出費がかさむことが予想されるので、適宜必要な時に利用し、少額で返済したいと考えています。(50代・男性)

大きなイベント時は出費がかさみがちです。貯蓄からの支払いがどうしても難しい場合は、カードローンを計画的に使うのもひとつの手でしょう。

医療費の支払いに充てられて助かった

病気になって手術をして、放射線の治療も続いたのでその支払いに使いました。クレジットカードはたまたま大きい買い物で限度額いっぱいまで使用していたので、医療保険が入るまでの短期間に利用しました。50万円を借りて、2ヶ月で一括返済しましたが、すぐに借りられたのがよかったです。(60代・女性)

カードローンは、急な手術代の支払いなどにも対応できます。計画的に利用すれば負担なく完済できることがわかります。

計画的に返済すれば生活に影響は少ない

50歳になって、若い頃乗っていたオートバイに再び乗りたいと思い、カードローンを契約しました。借り入れ額は60万円で、3年で全額返済しました。無理のないプランで返済を進めたため、生活が不安定になることはありませんでした。(50代・男性)

自己資金が少ないのにも関わらず、無理をして一括払いをすると生活が苦しくなるおそれがあります。中長期的な目線で返済スケジュールを組むと無理なく完済できるようです。

カードローンの返済は確実に行いましょう

カードローンの返済が延滞すると、利用停止措置が取られるだけではなく、個人信用情報に傷が付く、延滞損害金が発生するなど、様々な問題が生じます。カードローンの利用は計画的に進め、返済は確実に行いましょう。

計画的に返済すれば生活に影響は少ない

八十二銀行のカードローン「はちにのかん太くんカード」は、Webから手軽に申し込めるので、忙しく窓口に来店できない方にとって大変便利です。

契約後は、八十二銀行のATMやローソン・イーネット・セブン銀行ATMで借り入れや返済ができ、「振込サービス」では直接口座への振込にも対応しています。返済は月々2,000円~と無理のない返済額を設定できます。

カードローンの利用にあたり、不安なことや心配なことがある方は、電話でいつでもご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

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監修者

中村 奈津紀

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
岐阜県出身。10年以上の金融機関勤務経験を経て2021年5月独立。金融機関在職中の2019年3月、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。2020年12月、宅地建物取引士試験に合格。

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