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キャッシングとカードローンの違いとは?それぞれを比較して紹介!

キャッシングとカードローンの違いとは?それぞれを比較して紹介!

クレジットカードに付帯されたキャッシング機能とカードローンは、どちらもカードを使ってお金が借りられるサービスです。サービス内容が似ているため、違いがよく分からない人も多いのではないでしょうか。しかし、両者には明らかな違いと、向き不向きがあります。

今回はカードローンとキャッシングの違いと、状況に応じた上手な使い分けを解説します。お金を借りたいと考えている人は参考にして、より良い判断をするために役立ててください。

キャッシングとカードローンの5つの違い

キャッシングとカードローンは、それぞれ別のサービスです。主な違いとして、年会費の有無や融資までの時間があります。ここからは、カードローンとキャッシングの違いを説明するので、まずは基本的なサービスの仕組みを確認しておきましょう。

カードローンとは

カードローンとは、銀行や信販会社などからお金を借りられるサービスのことです。利用者は、ローン専用カードを利用し、借入限度額の範囲内で何度でも利用できます。借入は、ATMのほか、インターネットや電話によって振込を依頼する方法でも可能です。

キャッシングとは

キャッシングとは、クレジットカードに付帯されたキャッシング機能のことを指します。キャッシング機能付きのクレジットカードを契約すると、キャッシング枠が設けられ、借入ができるようになる仕組みです。

キャッシングとカードローンの違い

キャッシングとカードローンは、限度額の範囲内で繰り返し借入と返済ができる点や、必要なときにATMからお金を引き出せる利便性の高さが共通しています。しかし、両者には利用者が理解しておきたい違いがあります。キャッシングとカードローンの違いは、主に以下の5点です。

年会費

カードローンを申し込んでも、年会費はかかりません。一方、クレジットカードに付帯するキャッシング機能を利用する場合は、クレジットカードの年会費がかかる場合があります。

融資までの時間

すでに保有するクレジットカードにキャッシング機能が付帯されており、限度額に余裕があれば、すぐに借入が可能です。反対に、キャッシング枠が無かったり、限度額を引き上げたい場合は審査が必要です。借入には、申込日から短くて3日、長いと2週間程度はみておくとよいでしょう。

カードローンの場合は、申し込み先が金融機関か消費者金融かによって異なります。銀行などの金融機関では、借入まで最短で申込の翌日、長いと1週間程度かかる場合があります。一方、信販会社や消費者金融のカードローンは、条件によっては即日融資可能です。

キャッシングとカードローンを金利で比較

キャッシングやカードローンの利用条件などに表示される金利には、「実質年率」が用いられます。実質年率とは、金利に保証料などの費用を加えた利率です。実質年率を表示して、利用者が実際に負担する費用を明確にするルールになっています。

キャッシングとカードローンの金利の目安

利息制限法によると、カードローンもキャッシングも最大金利は20%までです。両者の一般的な金利は以下のとおりです。

キャッシングとカードローンの金利の特徴

キャッシングの金利は概ね年15.0%~18.0%の範囲で、上限と下限の幅が狭いという特徴があります。
一方、カードローンの金利は上限と下限の差が大きいことが特徴です。キャッシングの金利よりも、カードローンの金利の方が低い場合が多いです。

また、信販会社などよりも、銀行などのカードローンのほうが低金利な傾向にあります。下記は2022年4月現在の八十二銀行カードローンの金利をまとめた表です。

借入限度金額 適用年利(固定金利・保証料込)
1万円以上300万円未満 14.5%
300万円以上500万円未満 9.0%
500万円 以上800万円未満 5.5%
800万円 1.8%

このように、カードローンの金利は借入限度額が大きくなるほど引き下げられる傾向があります。

カードローンを限度額で比較

キャッシングとカ-ドローンは、限度額の決まり方が異なります。クレジットカード付帯のキャッシングの限度額は大きくても100万円程度までです。一方、カードローンは、審査に通過すれば数百万円の限度額を設定することも可能です。

キャッシングの限度額

クレジットカード付帯のキャッシング限度額は、カード会社の審査により決まります。上限は数十万円程度で、多くても100万円までがほとんどです。

キャッシングを利用すると、返済するまではショッピング枠が減ることに注意が必要です。たとえば、ショッピング枠が30万円でキャッシング枠が10万円のカードで5万円を借りたとします。その場合、ショッピングで使える枠が25万円までになるというわけです。

カードローンの限度額

消費者金融のカードローンの限度額は貸金業法の総量規制による「借入金額は年収の3分の1以内」というルールに基づいて決まります。審査に通れば数百万円の限度額を設定することも可能です。

カードローンの限度額は申込人の返済能力を総合的に判断して決定されます。そのため、年収だけでは一概に決められない部分があります。

キャッシングとカードローンを返済方法で比較

キャッシングとカードローンは、返済方法が決められています。キャッシングの返済方法は主に一括払いや分割払いですが、カードローンは約定返済が一般的です。ここからは、それぞれの返済方法の違いを説明するので理解しておきましょう。

キャッシングの返済方法

クレジットカード付帯のキャッシングを利用すると、1回払いか分割払いかを選択できます。分割払いは、毎月一定の金額を返済する定額方式が一般的ですが、それ以外の方式を採用しているカード会社もあります。キャッシングを利用する場合は、返済方式を事前に確認しておきましょう。

カードローンの返済方法

カードローンは、毎月所定の支払期日に、銀行口座から引き落とされる返済方式が一般的です。この毎月の返済のことを「約定返済(やくじょうへんさい)」と呼びます。ATMからの返済、インターネットバンキングを利用した返済など、会社ごとにさまざまな手段を用意しています。

また、任意のタイミングでATMなどから返済する、「随時返済(ずいじへんさい)」という方法もあります。返済方法についても、申し込み前に確認しておきましょう。

キャッシングがおすすめな人

下のような人は、カードローンよりキャッシングをおすすめします。

キャッシングなら、キャッシングの限度額が設定されたクレジットカードを持っていればすぐに借入ができます。借り入れの機会が少ない人は、クレジットカードに付帯されたキャッシング枠の利用で十分かもしれません。

カードローンがおすすめな人

カードローンの利用が適しているのは以下のような人です。

頻繁にお金を借りる人や、金利を抑えたい人はカードローンが便利です。クレジットカードのキャッシング機能ではまとまったお金が借りられず、ショッピング枠が使えなくなるデメリットがあります。

キャッシングとカードローンを比較のうえ選択しましょう

クレジットカードに付帯されたキャッシング機能やカードローンは、ともにスピーディーにお金を借りられる便利なサービスです。どちらが適しているかは使う人の生活状況によって異なります。自分の生活スタイルなどを振り返り、ニーズに合ったサービスを選ぶとよいでしょう。

八十二銀行からのお知らせ
カードローンのご相談は八十二銀行へ

    

八十二銀行のカードローン「はちにのかん太くんカード」は来店不要でお申し込みが可能です。返済スケジュールは2つのタイプから選べるので、無理のない返済計画が立てられます。ご相談は専用ダイヤルで承ります。

    

少額・短期での借り入れも可能

    

八十二銀行のカードローン「はちにのかん太くんカード」では、少額・短期間のお借り入れも可能です。

1万円・3万円を1週間借りた場合は下記のような支払利息・返済総額になります。

■1週間借りた場合の支払利息・返済総額

借入金額 支払利息 返済総額
1万円 27円(1万円×14.5%÷365日×7日) 10,027円
3万円 83円(3万円×14.5%÷365日×7日) 30,083円

キャッシングより金利が低く抑えられる可能性もあります。少額・短期のお借り入れも「はちにのかん太くんカード」をご検討ください。

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監修者

中村 奈津紀

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
岐阜県出身。10年以上の金融機関勤務経験を経て2021年5月独立。金融機関在職中の2019年3月、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。2020年12月、宅地建物取引士試験に合格。

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