外国送金におけるISO20022移行への対応について
世界各国の金融機関で利用されているSWIFTの外国送金フォーマットは、2025年11月までに新フォーマット(ISO20022書式)へ切替えるよう求められています。
当行もSWIFTを利用して外国送金業務を行う銀行であり、2025年11月の期限前に新フォーマットに準拠した対応を予定しています。
1.SWIFTとは
SWIFT(スイフト)は1973年に世界の金融機関が出資して設立したベルギーを本部とする協同組合で、200以上の国・地域にある1万1000超の金融機関を結び、国際送金を事実上一手に担っています。
2.ISO20022とは
ISO20022とは、国際標準化機構(ISO)が定める、金融サービスに関するデータフォーマットの共通化・標準化を企図して規定された国際標準規格です。システム処理に適した形で情報を送受信することが可能な共通フォーマットとして、SWIFT(国際銀行間通信協会)や世界各国の国内決済に利用されています。
3.移行スケジュール
当行では2025年7月から順次ISO20022フォーマットへの切替を開始し、2025年11月までに移行を完了させる予定です。

4.新旧フォーマット比較イメージ
新フォーマットでは送金の依頼人・受取人・受取銀行住所の構造化等が実施されます。
現行のフォーマット | 新フォーマット | ||||||||||||
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5.お客さまへの影響
店頭でご記入いただく外国向送金依頼書兼告知書は特段の変更はございませんが、八十二外為ネットサービスの入力フォームの改定を予定しています。移行後は新フォーマットに準拠した形式で外国送金データをご入力いただく必要がありますので順次ご案内いたします。