1級ファイナンシャル・プランニング技能士
岐阜県出身。10年以上の金融機関勤務経験を経て2021年5月独立。金融機関在職中の2019年3月、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。2020年12月、宅地建物取引士試験に合格。
カードローンにデメリットはある?メリットとの比較や対処法も紹介!
お金が必要になったときに、すぐに借りられるカードローンはとても便利な存在です。しかし、カードローンには、利用する前に知っておきたいデメリットがあります。
この記事では、カードローンのメリットとデメリットの両方を紹介し、カードローンのデメリットへの対処法を解説します。カードローンを利用しようか迷っている人は参考にしてください。
カードローンのメリット5つ
カードローンとは、銀行や信販会社などが提供している、個人向けの貸付サービスのことです。カードローンは、担保や保証人なしでも借り入れができるためスピーディーに手続きが進みます。ここからは、カードローンのメリットを紹介します。
担保なし・保証人なしで借りられる
担保とは、借入金の返済ができなくなってしまったときに備え、事前に債権者に提供しておく不動産や有価証券などのことです。保証人は、借主が借入金を返済できない状態になったとき、代わりに返済する義務を負います。
カードローンを利用する際は、担保や保証人の設定が不要なことがほとんどです。カードローンは、設定するのに手間も時間もかかる担保や保証人を不要とすることで、融資までをスピーディーにしています。
場所や時間を問わず借入・返済が可能
ほとんどのカードローンは、カードローン会社のATMだけでなく、コンビニエンスストアなどの提携ATMからも借入や返済ができます。そのおかげで、カードローン会社に出向かなくても、またカードローン会社の営業時間外でも借入ができるので便利です。
たとえば、旅行先でお金が足りなくなったり、夜遅くにお金が必要になったときでも、身近に提携ATMがあれば借入することができます。いざというときに備えて、カードローンを契約しておくと安心です。
契約限度額の範囲内であれば何度でも利用可能
カードローンは、利用限度額の範囲内であれば何度でも借入と返済ができます。他のローンの場合は、追加で資金が必要になったら、もう一度申込みをする必要があります。
頻繁にお金を借りる必要がある人は、カードローンの利便性の高さが心強い味方になるでしょう。
使いみちが自由
カードローンは、事業用以外であれば、原則使いみちを問われません。直近で明確な使いみちがなくても申込めます。カードローンは、以下のような目的で利用されることが多いです。
- 旅行・レジャー資金
- 香典やご祝儀など冠婚葬祭の支出
- 家具や家電などの購入費
- 急な入院代などの医療費
- 車検代などの自動車関連費用
入会金・年会費無料で契約できる
カードローンを契約する際、入会金や年会費のような費用はかかりません。あらかじめ準備しておくと、急に資金が必要になった時に便利です。
カードローンのデメリット3つ
カードローンを利用する前には、比較的金利が高いことや、利用情報が個人信用情報に記録されること、返済が長期化する可能性があることを理解しておかなければなりません。ここからは、カードローンの主なデメリットを3つ紹介します。
比較的金利が高い
住宅ローンや教育ローンのような目的別ローンと比較し、カードローンの金利は高く設定されています。カードローンは、使いみちが自由であり、目的別ローンに比べ貸し倒れリスクが高くなりやすいため、金利が高いのです。
信用情報に記録される
カードローンの契約情報は、信用情報機関に登録されます。信用情報はローンやクレジットカードなどの利用歴が記録され、金融機関が必要に応じて参照できる情報です。
カードローンの契約では、利用限度額分のローンがあるとみなされます。他のローンを申し込む場合にも確認されるため、延滞などを起こさないように注意しましょう。
返済が長期化する可能性がある
カードローンは利用限度額の枠内であれば、借入と返済を何度でも繰り返せます。返済の途中でも追加で借り入れできるため、元本が一向に減らず、利息の支払いばかりが嵩む可能性があります。
また、その手軽さゆえ、ついつい借りすぎてしまうこともデメリットです。カードローンは、計画的な利用を心がけましょう。
カードローンのデメリットの対処法
カードローンは、デメリットを十分理解したうえで利用しなくてはなりません。デメリットを理解しておくことで、事前に対策を練ることができます。ここからは、カードローンのデメリットの対処法について詳しく紹介します。
返済計画を立てる
カードローンを利用する前には、毎月の返済額や返済期間を確認して、家計に影響がないかを確認しておきましょう。家計の見直しができるよい機会となります。
繰上返済で利息の支払いを抑える
利息の負担を抑えるためには、繰上返済を検討するのもよいでしょう。繰上返済とは、残債の一部または全部をまとめて返済する方法です。複数のローンを契約している場合は、金利の高いローンから順に繰上返済をしていくとよいでしょう。
ローンを整理する
カードローンの契約情報は、個人信用情報に登録されます。そのため、複数のカードローンを契約している人は、必要額を見定め、利用しないカードローンを解約しておいたほうがよいでしょう。
カードローンがおすすめなシチュエーション
ここからは、カードローンを契約するのにおすすめなシチュエーションを紹介します。急いでお金を準備しないといけない場合や、短期間だけ利用したいときは、カードローンを利用すると便利です。使いみちを限定されない点も使い勝手が良く便利です。
すぐにお金を借りたい
「給料日前にかぎって、電化製品が急に壊れて買い替えなければいけなくなった」というシチュエーションは、よくあります。そのようなときにカードローンを利用すれば、コンビニエンスストアのATMからすぐに必要なお金を借りられます。
お金を借りることを知られたくない
カードローンなどでお金を借りていることを、家族や勤務先に知られたくない人も少なくありません。申込時にカードローン会社に出向かなくてもインターネットで申し込み手続きが完結するカードローンであれば、周りの人に知られずにお金を借りられます。
使いみちを限定されないでお金を借りたい
生活費が少し足りないときなど、スムーズにお金を借りたい時もあるのではないでしょうか。そのような場合は、面倒な手続きなしで借り入れをしたいと思うでしょう。カードローンは、生活費やレジャーなど、使いみちを問われることなく借入ができます。
短期間だけ少額のお金を借りたい
生活費が足りないときなどに、足りない分だけを借入して給料が入ったらすぐに返したい人もいるでしょう。カードローンなら、必要な分だけを借入して、すぐ返済することもできます。契約しておけばいつでも利用できるので便利です。
八十二銀行で、1万円・3万円を1週間借りた場合の支払利息・返済総額は下記の通りです。
■1週間借りた場合の支払利息・返済総額
借入金額 | 支払利息 | 返済総額 |
---|---|---|
1万円 | 27円(1万円×14.5%÷365日×7日) | 10,027円 |
3万円 | 83円(3万円×14.5%÷365日×7日) | 30,083円 |
短期間・少額の借り入れなら利息も大きな金額にならないので、ぜひ検討してみてください。
カードローンのデメリットを把握し、計画的に利用しましょう
カードローンは、担保や保証人不要で必要な時にすぐにお金が借りられる便利なサービスです。その反面、比較的金利が高いなどのデメリットもあります。メリットとデメリットを十分に理解し、計画的に利用しましょう。
八十二銀行からのお知らせ
カードローンのご相談は八十二銀行へ
急な出費に備えて、八十二銀行のカードローン「はちにのかん太くんカード」を契約しておくといざという時に安心です。平日は忙しい人もインターネットから手軽に申込みいただけます。