地域社会の金融リテラシー向上は、資産形成への後押しや金融トラブルの予防、地域経済活性化など、地域社会のサステナビリティ実現に向けた当行の重要な責務と認識しています。このような認識のもと、金融経済教育を社会貢献活動の一環と捉え、さまざまなプログラムを提供しています。
社会貢献活動
金融経済教育

学生向け
2023年度も、学校に当行職員が出向く出張講座や、小・中学校の児童・生徒の職業体験の受入れを実施し、金融の仕組みや金融経済環境等の金融リテラシー向上に向けた講義を実施しました。
また、長野銀行、八十二証券と共同開催で、高校生が経済や金融に関する知力を競う「エコノミクス甲子園」長野大会の開催や、公益財団法人八十二文化財団では、お金の歴史を学ぶ貨幣教室を実施するなど、当行だけでなく、グループ全体で多角的に金融経済教育を実施しています。
社会人向け
お客さまの金融知識向上に向けたセミナーを、お勤め先やオンライン等で実施しています。

ダイバーシティ教育

当行のダイバーシティへの取り組みで得た知見や経験を、地方公共団体や企業の依頼を受け、地域のセミナーや研修会等を通じて、地域の皆さまにも提供しています。
2023年度は、外部研修として特に「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)研修」を実施しました。アンコンシャス・バイアスへの認知度を高め、地域のダイバーシティ推進に貢献できるよう取り組んでいきます。
また、これらの研修会で認識した地域の課題をもとに、お客さまの課題解決に資するソリューションの充実を図っています。
当行商品による寄付
当行の商品を通じて、お客さまとともに地域社会に貢献しています。

ボランティア活動

環境保全活動や、地域を代表する行事・イベント運営、フードバンク等の福祉関連などのボランティア活動に職員一人ひとりが自主的に参加しています。
当行では、「ボランティア活動奨励特別休暇制度」を設ける等、職員の自発的・積極的な活動参加を後押ししています。
長野銀行においても、長野県の河川環境の保全・維持を目的とした河川清掃や、地域で行われるクリーン活動などを実現しました。
今後も、両行ともに、地域の皆さまとのコミュニケーションを大切にしながら、積極的にボランティア活動に取り組んでいきます。

地域文化の振興


公益財団法人八十二文化財団は、「地域文化の個性や魅力を再発見し、『つなげる』『つたえる』」をテーマに、長野県内の文化に関する調査研究・助成・教養研修などの事業や、機関紙「地域文化」の発行等に取り組んでいます。
助成事業では、次世代を担う子どもたちに伝統芸能や郷土食などの文化を継承するため、2023年度は10事業の活動資金を一部助成しました。
また、地域の皆さまに、心豊かで潤いのある生活を送っていただくため、教養講座・展覧会等の開催やロビーコンサート等の活動に取り組んでいます。