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カーローンと住宅ローンの併用はできる?併用時の注意点やおすすめの申し込み先も紹介!

カーローンと住宅ローンの併用はできる?併用時の注意点やおすすめの申し込み先も紹介!

憧れのマイホームを手に入れたら、車も買い替えたくなるのではないでしょうか。新車と新築の家があれば、より充実した毎日を過ごせます。

家と車を購入するためには、カーローンと住宅ローンを組む場合が多いですが、いずれも借入額が高額です。カーローンと住宅ローンを同時に利用することはできますが、綿密な返済計画を立てる必要があります。

そこで今回は、カーローンと住宅ローンを併用する際の注意点を中心に詳しく解説していきます。

カーローンと住宅ローンの併用はできるのか?

マイホームの新築に合わせて、新車をローンで購入することも可能です。

しかし、住宅ローンの借入可能額はいくらでも良いわけではなく、借入申込人の年収に応じて決まります。借入可能額を決めるうえでポイントになるのが「返済負担率」です。

併用のカギは「返済負担率」

返済負担率とは、年収に対する年間のローン返済額の割合のことです。返済負担率が少ないほど、返済の負担は軽いといえます。

カーローンと住宅ローンを併用する場合、金融機関では「返済負担率」が重視されます。許容される返済負担率の基準は金融機関によって異なり、条件を満たした場合は併用が可能です。

カーローンと住宅ローンの返済額が、返済負担率の基準を上回ってしまった場合は希望通りの借入が難しいこともあります。

カーローンと住宅ローン併用時の注意点

カーローンと住宅ローンを併用する際、注意すべき点は以下の4点です。併用時の注意点を把握し対策を講じることで、返済負担を軽減することができます。

返済負担率を把握する

カーローンと住宅ローンを併用する際に許容される返済負担率は金融機関ごとに異なり、35%程度が目安といわれています。しかし、申込人の属性、取引実績などを総合的に勘案した結果、返済負担率が35%を超えていても融資が承認になる場合があります。

まずは、カーローンと住宅ローン併用時の返済負担率がどのくらいになるのかを把握することが大切です。仮に返済負担率が35%を超えていたとしても、金融機関に相談してみることをおすすめします。

ローンを不用意に増やさない

カーローンと住宅ローンの併用すると、家計への負担が大きくなります。新築検討時には、「生活費が足りない」、「ローンの返済が間に合わない」といった理由で安易に他のローンを利用することは避けましょう。

仮に、他のローンが借りられそうであっても、簡単に借り入れをするのではなく、ムダな支出を減らす対策をとることが先決です。まずは、固定費の削減を検討するなど、支出の内訳を見直してみると良いでしょう。

借入金額を抑える工夫をする

住宅ローンは他のローンよりも低金利ですが、借入金額が高額になるため利息の負担は大きいです。そのため、できるだけ借入金額を少なくできるよう工夫することも大切です。

せっかくのマイホームに妥協ばかりしてしまうのは惜しいので、住宅販売業者などと相談してコストを下げられるところはないか確認してみましょう。自身でくまなく情報収集することも大切です。

住宅ローンの利用を優先する

返済負担率の問題で、どちらか一方を選ばないといけない場合は、住宅ローンの申し込みを優先しましょう。住宅ローンは金利が低く、長期間の利用が可能なので、返済負担が少ないためです。

また、住宅ローンには、「住宅ローン控除」など税制面の優遇措置もあり、賢く利用すれば返済負担を大幅に引き下げられます。自己資金に多少の余裕がある方は、車の購入費用は現金で、住宅の購入費用にはローンをメインにするのもおすすめです。

併用する時はディーラーローンとマイカーローンどっちがいい?

カーローンには、金融機関などで取り扱っているマイカーローンと、ディーラーが取り扱っているディーラーローンがあります。まずは、マイカーローンとディーラーローンの主な違いから確認してみましょう。

マイカーローンとディーラーローンの違い

マイカーローンとディーラーローンの詳細を、一般的な目安をもとに比較します。

比較項目 マイカーローン ディーラーローン
審査期間 最短即日〜1週間程度
(銀行によって異なる)
最短即日
金利 低い(年1.0%~4.0%程度) 高い(年4.0%~8.0%程度)
保証料 不要なケース、別途必要なケース、金利に含まれているケースなどがある 利用者が負担することが多い
返済期間 長い(7~10年程度) 短い(6~8年程度)
完済までの所有権 購入者 ディーラー
資金使途 ・車や関連用品(カーナビなど)の購入
・車検費や定期点検、修理費
・運転免許取得費用 など
ディーラーで購入した車やオプション代金

金融機関等が提供するマイカーローンは、低金利で返済期間を長く設定でき、車に関する支出に幅広く利用できる点が特徴です。

ディーラーローンは、マイカーローンほど審査は厳しくなく、審査期間も短いです。ただその分、金利は比較的高く、返済期間が短いという特徴があります。

車の購入費用はただでさえ高額です。なるべく費用を抑えたい方は、金利の安いマイカーローンを利用するのが良いでしょう。

住宅ローンと同じ金融機関のマイカーローンを検討しよう

マイカーローンの申込みを決めたら、利用する金融機関と商品を決めなければなりません。もちろん、金利の低い金融機関等を選ぶことも大切ですが、住宅ローンと併用するのであれば、住宅ローンを組んだ金融機関のマイカーローンを検討してみましょう。

すでに住宅ローンの取引があり、返済が順調に進んでいれば、金融機関との信用関係が構築できています。そのため、マイカーローンの審査上で有利に働く可能性があるでしょう。

また、住宅ローンとカーローンの申込みを同じ金融機関にしておくと、返済資金を入金する手間が省けるため管理が楽になります。

カーローンと住宅ローンをまとめることはできる?

カーローンと住宅ローンを併用している場合、できればひとつにまとめたいと思うこともあるでしょう。返済日が複数あると、管理が煩わしいことがありますよね。

しかし、カーローンと住宅ローンをまとめることは基本的にはできません。住宅ローンはあくまでも「家を買うためのローン」であり、カーローンは「車を買うためのローン」だからです。

それぞれの目的に応じた契約期間や金利が適用されているため、まとめられないのです。

住宅ローンの借入金で車を購入すると、規約違反に該当し、ローンの一括完済を求められてしまう可能性があるので十分注意してください。

カーローンと住宅ローンの併用時は返済負担率を考慮しましょう

カーローンと住宅ローンを併用するためには、「返済負担率」の問題をクリアする必要があります。返済負担率が基準以下だとしても、借入額を減額できないか検討する、カーローンの完済後に住宅ローンを申し込むなどの工夫も取り入れましょう。

八十二銀行からのお知らせ
マイカーローンのご相談は八十二銀行へ

八十二銀行のマイカーローン(WEB契約)は、来店不要で手続きが完結し、申込みから最短3日後にお借入れいただけるので、大変便利です。また、車の購入費用だけでなく、カー用品、パーツ購入など幅広い使いみちに利用できます。

仮審査結果も最短数分で分かるため、まずは仮審査申込みしてはいかがでしょうか。

八十二銀行なら他行マイカーローンの借り換えが可能

住宅ローンの新規申込時に他金融機関のマイカーローンがある場合、八十二銀行なら他金融機関と同一金利でマイカーローンを借り換えることができます。

また、八十二銀行では住宅ローンの元金支払いを最長5年間据え置くことができます。

元金据置を利用すると、その期間の住宅ローンの支払いは利息のみになり、マイカーローンと同時に利用しても家計への負担が抑えられます。ローンを一つの銀行にまとめたい、マイカーローンと住宅ローンの同時返済に不安があるという方は、ぜひ八十二銀行での借り入れをご検討ください。

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本記事は2022年4月1日の情報に基づいて作成しておりますが、将来の制度等を保証するものではありません。

監修者

中村 奈津紀

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
岐阜県出身。10年以上の金融機関勤務経験を経て2021年5月独立。金融機関在職中の2019年3月、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。2020年12月、宅地建物取引士試験に合格。

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