ISO14001取得と環境会計の導入

進取の精神

世界に誇れる美しい信州を守るために、
地方銀行初となるISO14001認証を取得。

平成11年3月、八十二銀行は地方銀行として初めてISO14001認証を取得した。ISO14001とは環境マネジメントシステムの国際規格で、対象となったのは長野市の本店ビル。この認証により“環境保全に貢献しているオフィス”であることが国内はもちろん海外に向けても明示された。
翌12年3月に長野経済研究所や八十二文化財団が入居する八十二別館、13年3月には諏訪市内、下伊那地区内の各店に適用範囲を拡大。さらに、14年3月には全店での取得を達成したのである。

もとより、当行が基盤を置く長野県は日本屈指の自然の豊かさ、美しさで知られるところ。地球温暖化をはじめとする環境問題が危惧される中、当行は循環型の持続可能な社会をつくることが地域のリーディング・カンパニーとしての義務であると考え、CSR(corporate social responsibility=企業の社会的責任)の根幹に環境保全活動を据えて推進してきた。
それは平成元年9月、行内での省エネや紙のリサイクル活動に端を発する。紙ゴミの削減によって森林資源の保護を図ることを目的に、まず本部内で使用する紙を再生紙に切り替え、2年4月からは全行での再生紙利用をスタート。3年11月には銀行界初の古紙回収・再生・利用の一環システムを構築した。

コンピューター用高速プリンターの再生紙使用についてもテストを重ね、4年4月に切り替えを実施。これにより紙の年間使用量の55%にあたる180トンが再生紙に移行したのである。また、製紙会社との2年に及ぶ研究開発の結果、紙粉の問題で難しいと言われていたCD・ATMジャーナル用紙の再生紙使用にも金融界で初めて成功。4年11月から本格的な切り替えが始まった。
こうした全行あげての取り組みと行員一人ひとりの省エネ・省資源への意識の高まりがISO14001認証取得へと繋がったのである。

一方、平成16年度より環境会計を導入し、17年7月に銀行界で初めて公表したことも話題を呼んだ。
これは環境保全活動にかかるコスト、それによる経済効果と環境保全効果を定量的に把握するもの。項目ごとに具体的な数値を示すことで当行の取り組みが明確になり、業界関係者はもとより一般の方々へのアピール力も増した。と同時に、永続的かつ効果的な環境保全活動を展開していくための貴重な資料として、今後の指針になる点にも期待がかかっている。